100円ショップと生活に必須の雑貨の関係
100円ショップも店舗が大型化するにしたがい立地もよくなり、生活に便利な店舗に衣替えをしてきています。昔アメリカに似たような店舗形態がありました。1960年代に初めてアメリカへ行った時日用品や雑貨の単価が余りに安いので驚いた記憶が残っています。現在の、というよりもこの10年ほどの100円ショップ取扱い品を見ていると、同じ驚きを感じます。日本もほんとうの意味で経済が成熟し、輸入品と国産品とのコスト差が大きくなったと言うことなのでしょう。これは別の見方をすれば国内の事業主が生産すべき商品を規定する結果になっているはずです。とても重大な変化だと思います。政治が解決すべき問題かもしれません。なぜなら高齢化する産業人口が意味するものは技術的深化であって、技術的進化ではないため精密度合いだけが芸術的になってコストはそのままといった流れが定着しかねない心配があります。
アイディアと量産技術を、あるいは量産能力を大切にする雑貨の取り扱いに関して、日本の産業界はもっと真剣に取組むべきだと考えていますが、いかがでしょう。さもないと毎日の生活に支障が出かねません。